買い物や観光の休憩、仕事の合間や帰り道……立ち寄りたいカフェはいろいろあるけれど、いまの気分にぴったりはまるカフェを選びたいですよね。富山県にある数多くのカフェのなかから、地元情報誌『Takt』が、テーマに合わせたおすすめの8店舗を紹介します!
こだわりのスイーツをしっかり楽しみたいお店から、休日の目的地になるような気持ちのいいロケーション、忙しい日々からちょっとだけ逃避行できる非日常空間まで。気分に合わせて選べるカフェであなただけの充実したひと時を過ごしませんか。
3時のおやつに訪れたい!
スイーツ自慢のカフェ
コーヒーやドリンクだけでなく、ちょっとおなかを空かせてこだわりのスイーツもしっかり楽しみたい。手づくりのスイーツがおいしいカフェをご紹介します。
手づくりスイーツとゆったりとした時間を
〈Café BRIO〉
射水市の住宅街の一角、路地を曲がった先にある〈Café BRIO〉は、巷のランチ営業が終わる午後からオープンします。ドアを開けると入り口すぐにあるのは大きな焙煎機で、お店で出すコーヒーはその日の朝にこちらで焙煎した新鮮な豆を使用。
カフェ時間をゆっくり過ごしてほしいという思いからケーキは手づくりにこだわっていて、スイーツや軽食はすべてドリンク付きなのがうれしいです。時間を気にせずゆっくりと過ごす贅沢を存分に味わってください。
「本日のデザート」のひとつである「ブルーベリーベイクドチーズケーキ」(ドリンク代+500円)は、ブルーベリーをたっぷり使った甘さ控えめの王道チーズケーキ。新鮮な薫り高いコーヒーとともに午後のひとときにおすすめです。
オーストラリアの開放的なカフェ文化を
そのままに〈HEAPS〉
店主がワーキングホリデーで訪れた、さまざまな価値観の人がそれぞれのスタイルで気軽に楽しむオーストラリアのカフェ。その空気感をそのまま感じてほしいと魚津市にオープンした〈HEAPS(ヒープス)〉が目指すのは、お客さんひとりひとりがお気に入りの場所で思い思いの時間を過ごせ、多様性のある空間。
提供するスイーツやドリンクは、環境にやさしく安心して口にできる食材選びを心がけていて、おいしさやくつろぎの先に環境への配慮があります。開放的な空間のなか、自由気ままに滞在を楽しんでみませんか。
オーストラリア発祥のスイーツで、真っ白なメレンゲ生地に生クリームとヨーグルトのさっぱりとしたクリームとイチゴのソースがかかった「いちごのパブロバ」(季節限定、830円)を楽しめるのも、このお店の特徴です。
レトロスイーツでほっとひと息
〈カフェ5〉
昔ながらの純喫茶にあるようなおやつに憧れがあったという店主が営む、富山市の〈カフェ5〉。前身の店から10年来のロングセラースイーツが「昔懐かし蒸しプリン」。とにかく固さ優先でつくり上げたというプリンは2種類の砂糖を使い、味に深みを出しながらも甘さ控えめ。また食感を変えることで飽きずに楽しんでもらいたいと添えられた、心づくしのクッキーもにくいです。
店主のお気に入りの本が置かれ、ほとんど自らの手でつくり上げたという店内にはあたたかな空気感があり、懐かしいおやつとともに、ほっとひと息つける空間となっています。
ほかにも、マシュマロがはさまれた3段重ねのフレンチトーストに自家製チョコレートソースをたっぷりかける「フランスパンのフレンチトースト(チョコとマシュマロ)」(700円)は、甘くとろける味わいにうっとりするおすすめメニューです。
tel:076-471-5386
access:富山駅から車で約10分
営業時間:11:30~18:00(金・土曜~21:00)
定休日:月曜
Instagram:@cafe5_t
休日、気分もリフレッシュ。
気持ちのいいロケーションのカフェ
自然のなかにあるカフェで過ごす時間はそれだけで気分転換に。自然豊かな富山ならではのすばらしいロケーションにあるカフェで、ヒーリングのひとときを。
目の前に海を臨むカフェレストラン
〈The Boon〉
氷見市の島尾海岸沿い、立山連峰が見渡せるビーチを眺めながら、スローなひとときを過ごすことができる〈The Boon〉。祖父の代から島尾海岸で海の家〈しきなみ〉を家族で営む店主は、オーストラリアと東京のカフェでコーヒーや料理を勉強。その経験を生かして手づくりするカフェメニューはもちろん、ランチやディナー営業を行っているのも特徴です。
カフェタイムにはオーストラリアのオーガニックコーヒー、夜はナチュラルワインや日本酒とともに県産素材の食事やおつまみを楽しめるなど、時間によって替わる雰囲気も魅力です。
大きく設けられた窓から、穏やかな波が打ち寄せる海辺が見える景色に癒されつつ、リラックスした時間が過ごせます。
tel:0766-91-2001
access:島尾駅から徒歩約7分
営業時間:ランチ11:30~14:00、カフェ14:00~16:00、ディナー17:30~21:00
定休日:月曜、ほか不定休あり
Instagram:@__theboon__
田園風景の中でひと息、自分を取り戻す時間
〈Mei-Sun Coffee〉
お店の目の前に田園風景が広がるのどかなロケーションと、スペシャルティコーヒーが自慢の高岡市の〈Mei-Sun Coffee(メイサンコーヒー)〉。そこでいただけるのは、農家を営む店主夫妻が丹精込めて育てたお米のおにぎりやおはぎ、米粉を使ったスイーツです。メニューは決まったものがあるわけでなく、おやつもごはんもその時々の季節感を味わうことができます。
店内は、片流れ屋根の勾配天井と店内の大きな窓が開放感を演出する一方で、人と視線が合わないよう壁に向けられたテーブルや、景色を楽しめるテラス席など、プライバシーにも配慮した空間。忙しい日々の合間に田園をぼーっと眺めながらリフレッシュしに訪れたいお店です。
プレス式で味わうコーヒー「Mei-Sun Coffeeのブレンド」はたっぷり2杯分。「ティラミス」のマスカルポーネクリームには隠し味にマーマレードが。
tel:0766-60-8042
access:市民病院前駅より車で約7分
営業時間:11:00~17:00(土・日曜、祝日10:00~)
定休日:水・木曜
Instagram:@meisuncoffee
ブドウ園&ワイナリーの中にある
見晴らしのいいカフェ〈やまふじカフェ〉
ぶどうの栽培からワインの醸造、販売までを行う富山市婦中町のぶどう園&ワイナリーの一画にあるのが、ぶどう園を一望できる〈やまふじカフェ〉。明るいイエローに塗った壁やアンティークの家具など、まるで海外に来たような雰囲気があります。
おすすめは、シャインマスカットなど3種類のぶどうを贅沢に使い、ぶどう本来の味を追求した数量限定の「ぶどうジュース」(800円)。8月中旬~10月上旬のシーズン中は、旬のぶどうを使用し、品種も日によって異なるため、価格も変動します。
ランチタイムには、地元産を中心に野菜をたっぷり使った「やまふじ日替わりランチプレート」や、自家製のワインをたっぷり使ったカレーを提供しています。開放感のある店内で味わう食事は、ひときわおいしく感じるでしょう。
tel:076-469-4539
access:富山西ICから車で約15分
営業時間:11:00~17:00(土・日曜、祝日10:00~)
定休日:木曜
Instagram:@yamafujicafe
ちょっとした非日常を味わいに。
空間に浸るカフェ
忙しい日常を束の間忘れて、ほっとひと息つける非日常空間。カフェで過ごすひとときが、肩の力を緩めてくれます。
長屋門を改装した隠れ家
〈カフェ バッシュワーバリー〉
「半径2キロの採れたてを食べる」というコンセプトのもと、小矢部産の食材を中心としたメニューが揃う小矢部市の〈カフェ バッシュワーバリー〉。店内は古い長屋門を改装した個性的な造りで、不思議と田舎に里帰りしたかのようなぬくもりに包まれます。
メニューには、小矢部の卵をスイーツで味わう固めのスタンダードプリン「自家製プリン」(480円)や、小矢部産「あさひの紅茶」を使用した「シフォンケーキ」(380円)など、地域資源をおいしく生かす工夫が凝らされています。
ランチタイムには、地場産の新鮮食材を中心に、生きた麹を多用した発酵食品を使うなど、体にうれしいメニューが揃います。どこか隠れ家のような懐かしい店内で、里山の幸を堪能しながらゆっくりとした時間を。
tel:0766-50-8404
access:石動駅より車で約5分
営業時間:11:00~18:00(17:30L.O.、ランチ14:00L.O.)
定休日:木曜
Instagram:@cafebushwarbler
白い小道に誘われる
コーヒースタンド〈SWAY〉
店の入り口から奥のテラス席まで、小川のように白い小石の道が続く〈SWAY〉。富山市内の中心部にあり、目的地への合間に木陰でひと休みできるようなコーヒースタンドです。
店名の「sway」は「揺れる」、「揺らぐ」という意味のスラング。店内に入ると、差し込む外光と明るすぎない間接照明、至るところに見られる曲線の建築デザインとアースカラーに、ほっと心が落ち着く場所になっています。
自家焙煎する豆を使い、一杯一杯ハンドドリップで淹れられるコーヒー(600円~)やそれに合う手づくりスイーツは、店内のイートインスペースで楽しむことができます。待ち合わせや仕事の合間、ちょっとした息抜きなど、まちで暮らす人のライフスタイルに寄り添うお店です。
tel:なし
access:富山駅より車で約5分
営業時間:無休
定休日:8:00~18:00(土・日曜、祝日10:00~)
Instagram:@sway_coffee_roastery
個性豊かなカフェ巡りを楽しんで
富山のカフェはいかがでしたか? おいしいスイーツや食事を目当てにしたり、そこにしかないロケーションや空間に浸ってみたり。その時の気分やシチュエーションによって、カフェの利用の仕方はいろいろですよね。お店にもそれぞれ個性があるので、カフェ巡りを楽しむのもおすすめです。
富山の女性の「こだわり」に応え、「お気に入り」を提案する、ライフアップマガジン。2000年12月に創刊して以来、毎月2万5千部を発行し、富山県内、富山隣県のコンビニ・書店にて販売。日刊オンラインTaktでも、富山のさまざまな情報を発信しています。Web|Takt
credit edit:Takt編集部
富山県観光公式サイト『とやま観光ナビ』でも「富山市のまちなかカフェ4選」をご紹介しています。こちらもチェックしてみて。